
こんにちは。ライターのさわだちはるです。
最近は、共働きの夫婦が本当に増えてきましたよね。かつては出産や子育てのためにいったん職場を離れる女性も多かったですが、子どもが小学校に入ったり、ある程度成長して手がかからなくなった時点で再び仕事に復帰するケースが年々増加しています。社会全体が共働き前提のライフスタイルに移行していることもあり、保育園や学童の利用を前提に働き続ける人も少なくありません。
ただ、その一方で浮き彫りになるのが「夫婦のすれ違い」という現実です。夫婦で一緒に過ごせる時間はどうしても短くなり、帰宅後は家事や育児に追われて会話が減少していきます。特に夜遅くまで残業がある場合や休日がずれる場合は、顔を合わせる時間すらほとんどないことも。そんな環境の中で、妻たちが心のよりどころを外に求めてしまうことは珍しくありません。気が付けば職場の同僚や上司と過ごす時間の方が長く、ちょっとした優しさに心を揺さぶられてしまう女性も多いようです。
職場の男性が身近になる瞬間
夫よりも長い時間を過ごすのは、実は職場の同僚や上司。毎日のように同じ空間で過ごし、共に業務をこなしていると、自然と距離が縮まっていくのは当然のことかもしれません。例えば、ちょっとした失敗をフォローしてもらった時や、叱られた後に優しく声をかけてもらった時。そうした小さな出来事が積み重なり、「この人は自分を理解してくれている」と感じる瞬間が生まれます。
また、飲み会やランチなどで普段見せない一面を垣間見ると、夫とは違う新鮮さや魅力を感じてしまうこともあります。仕事の相談に乗ってもらったり、プライベートな話を共有したりするうちに、職場での関係性は家族以上に濃いものに感じられることもあるでしょう。さらに、プロジェクトを一緒に進める過程で、協力し合い、目標を達成する喜びを共有すると、それが特別な絆のように思えてくることもあります。そうして「夫以上に近い存在」と錯覚してしまうケースも少なくありません。
SNSでは、こんな声も見かけました。
💬 SNSの声をピックアップ
- 「共働きは8割くらい浮気してるんじゃない?」
ちょっと極端な意見にも思えますが、実際に周囲を見渡すと不倫経験がある人は意外と多いのかも。日々の疲れや夫婦のすれ違いが積み重なり、優しい言葉に心が傾いてしまうのは自然なことなのかもしれません。特に家庭内で感謝の言葉が減っていると、たった一言のねぎらいが大きな意味を持つようになると感じる人もいるようです。 - 「私も上司と関係を持ってしまったことがある」
ある女性は、旦那さんの借金返済のために働き始めたそうですが、不満を抱えたまま日々を過ごしていると、職場での出会いに気持ちが揺れてしまったそうです。背景を聞くと「旦那さんの自業自得かも…」なんて思ってしまう部分もありますね。中には金銭的な不安だけでなく、精神的な孤独感が重なり、職場の男性に支えを求めてしまったという声もありました。 - 「周りの共働き家庭、ほとんど浮気してる」
実際にそう話す人も。もし本当にそうなら、やっぱり “共働き=出会いの場が増える” ことは大きな要因なのかもしれません。例えば残業や出張が続けば、家庭以外での人間関係に依存する時間が自然と増えてしまいますし、そこで芽生えた関係が深まることも多いのでしょう。 - 「不倫まではいかなくても、ペアで仕事をしていると夫以上に身近に感じる」
毎日顔を合わせ、一緒に問題を解決していくうちに自然と親しみが深まる…。そこから好意へと変わっていく流れは、多くの人が経験しているのかもしれませんね。特に長期間にわたって同じチームで動いていると、互いの癖や考え方まで理解するようになり、それが家族に近い感覚を抱かせてしまうのだそうです。
こうしたリアルな声を集めてみると、「浮気や不倫は珍しい話ではない」という現実が浮かび上がってきます。もちろん全員がそうではありませんが、職場環境や家庭状況が重なることで、誰しもがそうした道に足を踏み入れる可能性を持っているのだと考えさせられます。
共働き家庭が抱えるリスク
共働き夫婦は、専業主婦家庭よりもセックスレスが多いというデータもあるそうです。仕事と家事・育児に追われてしまい、心も体も余裕がなくなる。その結果、夫婦間の距離が広がり、外で心のよりどころを求めてしまう女性が増えてしまうのかもしれません。特に深夜までの残業や休日出勤が重なると、物理的に一緒に過ごす時間が減るだけでなく、精神的なつながりも薄れてしまいます。家庭内では「会話が義務的」「育児や生活費の話ばかり」になってしまい、恋人のような関係性を維持するのが難しくなるのです。
また、男性側も同じように疲弊しているために、妻が抱えている不満や寂しさに気づけないケースも少なくありません。結果的に、家庭内では孤独を感じやすくなり、その隙間を埋めてくれる存在が外に現れた時に気持ちが揺れやすくなるのでしょう。こうした背景を考えると、不倫に走ってしまう女性がいることも、単なる「裏切り」とだけは言い切れない複雑さがあります。
もちろん、不倫は褒められることではありません。社会的な信用を失うリスクも大きく、家庭を壊す可能性だって十分にあります。けれど、追い詰められた気持ちの中で誰かに優しくされれば、心が揺れてしまうのも人間らしさと言えるのではないでしょうか。結局のところ、それは「寂しさやストレスをどう解消するか」という夫婦共通の課題なのだと思います。
まとめ:夫婦の会話を取り戻すことから
共働きが当たり前になった今だからこそ、大切なのは「夫婦の時間」。どんなに忙しくても、日常の中で少しでも顔を見て話す時間をつくることが、すれ違いを防ぐ大きなポイントになります。忙しい毎日の中でも、たとえば一緒に夕食を食べる、休日の予定を一緒に決める、ほんの5分でもじっくり会話する。そんな小さな積み重ねが、不倫や浮気に走らないための一番の予防策になるのかもしれませんね。さらに、週末にちょっとした散歩を一緒に楽しむ、記念日には外食や旅行を計画するなど、夫婦ならではの特別な時間を意識的に持つことも大切です。
また、仕事や子育ての愚痴を共有したり、日々の「ありがとう」を口に出したりすることも効果的。感謝や共感を言葉にする習慣は、夫婦の信頼関係を強めるうえで欠かせないものです。さらに現代では、スマホやタブレットを通じて気軽にメッセージを送り合うこともできるので、忙しい合間でも心を通わせる工夫はたくさんあります。
このように小さな会話や行動を積み重ねることが、最終的には夫婦の絆を深め、外に心が揺れるリスクを減らすことにつながっていくのです。
👩💻 さわだちはるより
私自身も母として、家事や仕事に追われてバタバタする毎日があります。だからこそ「夫婦の会話の時間」って本当に大切なんだなと感じています。