潔癖症あるある 小さなことにこだわる方必見!?日常生活での苦労とストレスの悩み

こんにちは。日常あるある担当の「やまもとますみ」です。前回の記事では「日常あるある」についてお話しましたが、今回は第2弾。テーマは「潔癖」です。少しのことでも気になってしまい、心の中で「うーん…」とため息をつく。そんな日常の中の“あるある”を、今回は私の視点でまとめてみますね。

小さなことにも気になってしまうタイプの生活苦労

潔癖といっても、その背景は人それぞれです。性格や育った環境から自然とそうなった人もいれば、過去のトラウマや体験から強くなった人もいます。「綺麗好き」と「潔癖症」は似ているようで、実は少し違います。単に掃除好きなだけなら困ることは少ないのですが、小さなことにもこだわり過ぎると、日常生活にちょっとした困難が増えてしまいます。では、そんな“潔癖あるある”を見ていきましょう。

その前に、潔癖の定義とは?

潔癖とは、身の回りの清潔さや衛生状態に強いこだわりを持ち、少しでも「汚れている」「不衛生かもしれない」と感じると、強い不快感やストレスを覚える傾向を指します。ここでいう「汚れ」は、目に見えるゴミやホコリだけでなく、他人が触れた形跡や、目に見えない菌やウイルスの存在まで含まれます。単なる「きれい好き」との違いは、そのこだわりの強さや範囲の広さにあります。きれい好きな人は、ある程度の汚れや雑然とした環境にも適応できますが、潔癖の人はわずかな汚れや人の使用感にも敏感に反応します。

たとえば、見た目には清潔でも「つり革」「カラオケのマイク」「共有のタオル」などは避けるといった行動に現れます。その程度は人によってさまざまで、生活にほとんど影響のない軽度のケースから、公共交通機関の利用や外食が困難になる重度のケースまであります。背景には、性格や育った家庭環境、感染症や食中毒の経験、過去の衛生面でのトラウマなどが関係していることも少なくありません。潔癖であることは、健康や衛生を守るという点でプラスに働くこともあります。しかし、あまりに厳格なルールを自分や周囲に課しすぎると、本人も疲れ、周囲との関係にも影響が出ることがあります。
そのため、「どこまでを許容し、どこから気を付けるのか」というバランス感覚が、とても大切です。

銭湯が地獄に感じる

最近では銭湯の数も減ってきましたが、あの昭和の香りが残る雰囲気って素敵ですよね。けれど潔癖症の方にとっては、まさに試練の場所。見た目はきれいに清掃されていても、「タイルの隙間の奥は…?」なんて想像してしまうと、もう落ち着けません。備え付けの洗面器やイスも、人によっては抵抗感が強いポイントです。「さっきまで他の人が座っていた場所」や「素手で触った持ち手部分」を想像してしまい、使う前に念入りに流さないと安心できない方もいますね。あとは、お風呂から出た時に敷いてあるマットの様なもの、あれもちょっとみたいな・・・私はそこまで気にしないタイプですが、その気持ちはなんとなくわかります。

自分の部屋は意外と片付いていない

不思議なことに、軽度の潔癖症の方に多いのがこれ。リビングや玄関、トイレや洗面所など、来客や家族の目に触れる場所はピカピカに磨き上げられているのに、いざ自分の部屋に足を踏み入れると意外にも物が散乱していたり、ほこりがうっすら積もっていたりします。理由を尋ねると、多くは「人が入らないから」や「自分しか使わないから気にならない」という答えが返ってきます。つまり、他人の目線や共有スペースに対する意識は非常に高い一方で、自分だけの空間は“潔癖センサー”がオフになってしまうのです。

このギャップは、友人や家族を驚かせることもしばしば。

「こんなにキレイ好きなのに、どうして自分の部屋は…?」と不思議がられることもありますし、結果的に人を部屋に招くことを避けてしまうケースも少なくありません。本人としては「自分の空間は安心だから」という感覚なのでしょうが、他人から見ると意外性たっぷりの“潔癖あるある”です。

エアコンの清掃だけはスルー

「そこは気にならないの?」と思うのがエアコンの内部。普段見えない場所だからなのか、意外にもノータッチという人も多いんです。でも実際は、内部にほこりやカビが溜まりやすい場所。健康面を考えると、見えないところこそ気にした方が良いのですが、やはり“視界に入らない”ことが安心材料になってしまうのかもしれません。

カラオケのマイク、電車のつり革は避けたい

カラオケのマイク

カラオケのマイクは、消毒している店も多いのですが、全員が完璧にしているわけではありません。私も学生時代にカラオケ店でアルバイトをしていましたが、正直なところ…あまり念入りにはされていませんでした(ごめんなさい)。口を近づけて歌うため、マイクのスポンジ部分には多くの飛沫が付着している可能性もあります。想像すると少し…ですよね。

電車のつり革

そして電車のつり革。さまざまな人が握ったであろうつり革は、汗や手のぬくもりが残っていることもあり、潔癖症の方には大きなストレスです。実際、つり革に触れないよう立ち位置を工夫する人もいるほど。

他人が作った料理は食べられない

特におにぎりなど、直接手で握る料理はハードルが高いようです。「お店は大丈夫なのに、友人の手作りは無理」という声もありますが、実際はお店でも人が調理しているわけで…。このあたりは理屈ではなく、心理的な距離感が大きく影響しているように思います。

手を洗いすぎて手荒れに

「完璧に汚れを落としたい」という思いから、石けんとアルコールを使って頻繁に手を洗う人も多いです。結果、手の水分が奪われ、ガサガサになってしまうことも。ハンドクリームを塗れば良いのですが、それすら「ベタつくから嫌」と避けてしまう人も少なくありません。ちょっと話は逸れますが、使用後のスーパーのカート。あれも少し辛いです。使おうをグリップ部分を握るとなんかベタベタぬるぬると・・・わたしやまもとますみはそれが苦手。

まとめ 〜「良い塩梅」がいちばん〜

潔癖症は、自分を守るための感覚でもあります。しかし、あまりに厳しいルールを自分や周囲に課しすぎると、疲れてしまうのも事実です。大切なのは「バランス感覚」。

人によって許容範囲は違いますし、自分の価値観を押し付けすぎると人間関係にも影響します。必要なときは潔癖モードをON、そうでないときは少し緩める——そんな“良い塩梅”を見つけることが、日常を快適に過ごすコツではないでしょうか。

以上、やまもとますみでした。

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